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先週、拉致被害者田口八重子さんのお兄さんと息子の田口耕一郎さんが、大韓航空機爆破事件の犯人であり、田口八重子さんから日本語を教わったと言う金賢姫と面会した。


日本中が興味深く見守ったと思う。


しかし、小泉元総理が訪朝し拉致被害者5人の帰国、その後その家族の日本永住が決まってからは何の進展もない。
6ヶ国協議でも、拉致問題を優先する日本と核廃棄を定義とする他国では、その温度差は我々日本の小市民でも分かる。
やはり何も進展していない。
かえって日本だけが浮いているように見える。。


金賢姫が言った「お母さんは生きていますよ」、「横田めぐみさんが死んだなんて信じられない」の言葉にも、その先の進展、、、、、ではどうすれば良いのだ・・・。。との思いが交差する。
北朝鮮に”どうにかしろ!”と言っても何も答えが返ってこないのは明らかである。
アメリカに頼っても、”同情は致します。お気持ちは察します。何とかしたいと思います。”しかないだろう。。


そもそも60年前に悲惨な戦争があった。朝鮮半島&中国(満州)その他各国への侵略(私は、全てがそうだったとは思っていないが・・・) そして日本は敗戦国となった。
戦後国交が回復した韓国、中国、その他の国にはODAと呼ばれる莫大な戦後保障金を支払い各国の復興に貢献した。
北朝鮮には、何の保障もしていない。(戦後の流れとして当然だが・・・。)


日本の外交官、外省は、北朝鮮との交渉時にこんな事を言われているのではないかと想像する。
「日本は、太平洋戦争に於いて、我が民族の200万人を殺戮し、又は奴隷とし二日本へ連れ帰った。同じ被害にあった韓国へは何兆と言うお金を支払っている。ところが我が国へは何の保証もないまま現在に至っている。もし、拉致被害者、拉致被害者と言うなら、まず我々同胞の200万人の保障を済ませてからの話だ。人間の命の重さが同じだとするならば、200万人対100人で、我々が世界で非難される問題ではない。」と。。


戦争時は、敵を10人殺せば、英雄である。
現在では、一人の人間を殺害すれば、死刑に値する。
それが戦争と言う人類最大の悲劇なのである。


言い訳がましいが、戦時、侵略時に於いての殺戮の悲劇と、平和時の拉致とは次元が違う。
(もし、今回の定額給付金で使う3兆円近くを、代わりにポンと保証(ODA)として北朝鮮に支払っても、国民には渡らず、核開発に使われてしまうだろうと言う懸念があるし・・・)
その事を強く訴えて行かなければ、この問題は永遠に幕引きとはならないだろう。




もし、横田めぐみさんが生きて帰って来たら、歴史的な大ニュースなんだけどな。
でも、そんなニュースを早く見てみたい。
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