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クッキー(ゴールデンレトリバー・メス・享年13歳)が逝って7年目の秋を迎えた。


未だに彼女の思い出は、我が家の家族全員の心に強く残っている。



お局などいつも「クッキーちゃんは、本当に!!いい子だったね。」と口癖のように呟いている。
そして、「私は、あ子がいたから、どんな嫌な事があっても我慢が出来たんだと思う。」とも言う。


あれ以来(彼女の死)我が家ではペットロスが怖くて犬を飼えないでいる。
今思い出しても、色々な仕草のクッキーの姿がすぐに浮かんでくる。
(寝食を共にし、一緒のベッドで寝起きしていたから、家族の一員として別れの時が辛かった・・・。。)


この犬種は、特に盲導犬として我々の社会に貢献している。


先日テレビで、盲導犬の引退後を引き取るボランティアの女性が取り上げられていた。
盲導犬として生きて行く犬は、産まれてすぐに盲導犬のノウハウを教育される。
その盲導犬としての教育は、決してよそ見をしない。たとえネズミが前を通ろうが、鳥が羽ばたこうが、獰猛な犬が噛み付いて来ても、決して鳴き声を出してはいけないし、絶対によそ見をせず、黙々と主人を守る(そばに居る)事だけを教え込まれる。


そして10年近く人間に尽くし、その衰えと共に使命を終える時が来る。
そんな老犬達を引き取って世話をする女性が居るのだ。


友人に、「何で、死を迎えるだけの老犬を引き取って世話をしてるの・・・。そんなに犬好きなら子犬を飼えばいいのに・・」と言われるらしい。


すると彼女、「いいえ、、、そうじゃないの。この子達は、産まれて今まで、一回の我儘も、吠える事も、走り回る事も許されて来なかった。。せめて任務を終えた引退後、我が家で好きな物を好きなだけ食べて、好きなだけ友達と走り回って、好きな事をさせて老後を過ごさせてやりたい。」と答えた。


もうそれだけで目頭が熱くなった・・・。
お局も立ち止まってテレビを見ていたが、この言葉に耐え切れず立ち去ってしまっていた。


そのお宅で老後を過ごす犬達は、現役の頃をも忘れ、楽しそうに飛び回って遊んでいたと言う。
但し、やっぱり、、、絶対に吼える事はしなかったそうである。。



そして、「この子達は、絶対に吼えないし、鳴かないの・・・。それだけ従順に鍛えられていたのでしょうか・・・。でもね・・・・、先日老衰で亡くなったメスのゴールデンが、死を迎える直前、抱いていた私の胸の中で「ワン!」と初めて鳴いたの。きっと「アリガトウ」って言いたかったのでしょうね。」と言った。


不覚ながら、テレビの画面がボヤけて見えた。


はたして、この犬は幸せな一生を送ったのだろうか、はたまた、切ない犬の物語なのだろうか・・・。


やっぱり我が家では、当分の間犬は飼えないであろう・・・。。
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