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「天
は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
あまりに有名な福沢諭吉の「学問のススメ」の一章。
そして、慶応義塾の創立者。


先日、あるテレビでコメンテーターが面白いエピソードを語っていた。


この福沢諭吉が、明治になってすぐの頃、大阪へ出掛ける所用があった。
そしてその場所を町民に尋ねると、その町民は腰を低く丁重にその場所を教えてくれた。 これはきっと、、、私の言葉使いが武家出身者と言う事が分かったから丁重に対応したのだろう。。。


そして後日、再びその地を訪れた諭吉は、今度は農民を装って道を尋ねた。
すると、町民は横柄な態度で面倒臭さそうな対応で道を適当に教えたと言う。


人間は、地位で差別があっては絶対にならない。
その差別を成すものは、知識である。


そして、「学問のススメ」を書き、慶応義塾を設立し国民の学業化を推し進めた。


と言っていた。


差別、格差・・・。これを無くすには知識人となれ。
分からぬ訳でもない。。


「末は博士か大臣か」と言う言葉で勉強を強制させられた。
そして、博士、大臣になった人々には敬意と称賛の目が注がれる。


しかし、博士&大臣とは言わぬでも、多少に知識を持った人間がそれ以下の人間を見下ろして見る様になる。 ましてや、その人物がそれ以下の人間に対して横柄な態度で接したら、それは最低ではないか・・・。。


貧富の差、格差社会の拡大と叫ばれているが、何の事はない、どう組織図をいじってみても、人間のドロドロした人の上に立ちたいと言う願望が消えて無くならない。。


格差社会については明日書こうと思う。


福沢諭吉について面白いエピソードをもう一つ。


福沢諭吉が書いたある本に、”徳川幕府の重鎮であった人間が、今の政府にゴマをすり、そしてそこに堂々と居座っている。同志は戦死したり野に下り一般市民として肩身の狭い思いをして暮らしているのに、そいつはよくものうのうと生きていられるものだ”と書いた。


名前こそ記していないが、勝海舟の事を言っているのが明白。


それを見た勝の腹心が「先生、いいんですか?こんな事を言わせておいて・・」
と問うと、勝は「いいのさ、、ほおっておけ。所詮あいつは今学者なんだから。」と返したと言う。


格差の否定、武家社会への反発。
神代の昔から、そしてこれからもそう言った関係があるように、初めから福沢諭吉と勝海舟はソリが会わない人間なのだろう。


だから歴史は面白い。。
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