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毎年この時期になると、取引先の讃岐うどんメーカーの社長が年始の挨拶にやって来る。


彼は、チョコボより少し年下。
先代の社長の代からの付き合いなのだが、先代は予科練の生き残り。
戦争がもう少し長引いていたら特攻隊として散ってた事だろう・・・。


本人もそれを自慢げにいつも話していた。
残念ながら10数年前に亡くなってしまったのだが、後を継いだ現社長もやはりその血を継いでいるようで、考え方は、右寄り・・・。


その点、チョコボとは馬が合う。


例年、午前中にやって来て2時間ほど世間話をし、駅まで送って行き食事をして帰ると言うパターンである。


ここ数年は「チャオ」での食事が楽しみなようで、他の店に誘っても「いや、チャオが食べたいです」と言う。
(チョコボとしては嬉しい限りなのだが・・・)


しかし、彼が最初にチャオを口にしたのは、我が社の扱う「チャオのレトルトソース」が初めてだったそうだ。


チョコボが手土産に持たせたそうなのだが、四国ではもちろん東京生活(大学、社会人を含め8年ほど)でもあんかけパスタなどは口にしたことがない。


家に帰り、パスタを茹で、ソースを温め一口食べた時、家族全員が手を止めたそうだ。。
「愛知の人は、変わった物を食べるんだ・・・。」と思ったそうである。


食べた事がないゆえ(もちろんお店でも・・)パスタは、茹で上げパスタだし、ソースが水分で薄まってしまう。あんのトロミも薄くなるし、もちろんトッピングもない。
二度と食べないと思ったそうだ。。


ある年、彼をチャオに誘った。 
いやに愚図っている。
こちらへ来た時にしか食べれないのだから・・・と言って誘ったのだが、「実は・・・以前社長に頂いたレトルトソースを・・・」と話し出し、苦手なんです。と言う。


それなら尚更である。
あまり乗り気でない彼を誘いチャオに入った。


「出来るだけ上に乗ってる具の少ないやつを・・」と言って注文していた。
バイキングかなんかだったろうか・・・。


恐る恐る口にした瞬間、「社長!これ美味しいじゃないですか!これって、はまる味ですよね」と言う。
その年以来、彼は決まってチャオを食べるのを楽しみにしている。


そして一言、「東京の人間って、パスタ=イタリアンって感覚があるでしょ。。で、、なんでイタリアンパスタの上にエビフライやらトンカツが乗っているの? そんなもの食べれないよ!って思ってるんじゃないですか?」と・・・。ここのハードルが高いのだとか・・・。


そのハードルを超えると、このソースは全国的な食べ物に変わるのではないかと言う。



う~~ん・・・。
パスタは、茹でてから水気を取り、必ずフライパンで温め直し、トッピングを乗せる。
簡単なようで難しいのかも・・・。


このハードルを下げるのにはどうしたら良いのだろう。。



東京でも、北海道でも、九州でも「あんかけパスタ」が日常の食卓に上がる日が来るのが待ち遠しい。
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食品会社経営。
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