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誰にもふる里がある。
車を運転していたり、雑用をしている時たまに口ずさむ歌がある。
♪ 君~の知らない~僕の~ふるさとぉ~♪ ふる~さぁ~との~話を~しよう~ ♪
てな歌である。
この歌を流行り歌として聞いたのは、もう何年前の事だろう・・・。
子供の頃に聞いた覚えがあるからきっと数十年前の歌だろう。
歌手の名前は「北原謙二」。作詞は、大阪のおもろいオッチャン「キダタロー」。
何故だかチョコボの哀愁をかき立て、忘れられない歌になっている。
我々が住んでいる東岩田と言う町内は、典型的な新興住宅地である。
30数年前から区画整理が始まり、どんどんと家が建っていった。
今では900軒程の戸数となっている。
その中の30軒程が昔から住んでいる、所謂地の人である。
町内会も、ここ20年程は30数年前に新築してこの土地の住民になった方が総代を務めている。
ある時、昔から住んでいる地の住民の役員が、「東岩田では、他の町内と違ってよそ者が総代を代々務めている」と言った。
カッチ~ン!と来たチョコボ、、「ではそのよそ者をやめて、古くから住んでいる方々が総代を持ち回りで務めたらどうでしょうか?5年づつ務めて、ひと回りすれば子供の代になっているし、それで決めましょう!」と。。
「しかし、その古くからの2~30軒の方々だけでは東岩田と言う大きな町内にはなっていないですよ。。そのよそ者と言われる870軒がこの地に来たからこそ町内が成り立っているのですから・・・。」と嫌味を付け加えるのも忘れなかった。
するとその役員「いや!そうじゃぁなくって、この町内は、よそから来た人が総代をやっているからいいんだ!。隣りの町内なんかは、絶対によそ者はさせない・・・。。だから偉そうな総代が多いんだよ。」と弁解をしていた。
常日頃そんな事を思っているわけではないと思うが、何だか気分が悪かった出来事。。
実際、この土地に移り住んだ我々&我々の少し上の世代は、生まれ育ったふる里がある。
県外だったり、設楽だったり近郊の市だったり。次男、三男で、家を出てここに移り住んだ方が多い。
しかし、我々の子供達、、、例えば我が家の息子にとっては、この土地がふる里なのだ。
いずれ違う土地で生活しようが、帰郷した時には「やっぱり故郷はいいなぁ~」と思ってもらいたい。
昔のように”塩、醤油の世界”とは言わないが、せめて新興住宅地でも”むこう3軒両隣”くらいは、どんな方が住んでいるのか知っている町を作りたい。
表ですれ違えば、明るく挨拶・・・。
これは、最低のルールだと思うけどな・・・。。
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