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高校時代に覚えた島崎藤村の詩、「初恋」
この季節になると、ふと思い出す。
今でも空で言う事が出来る。
初恋
そ まえがみ
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
はなぐし
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれあたへしは
うすくれなゐ み
薄 紅の秋の実に
そ
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
さかづき
たのしき恋の盃を
なさけ
君が情に酌みしかな
こ した
林檎畠の樹の下に
ほそみち
おのづからなる細道は
た
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまうこそこひしけれ
この詩の持つ何とも言い難い情感が、私の若い心を振るわせたのだろう。
数年前お局が、「最初に貰った手紙の書き出しが、この詩だったね。」
と言っていた。思わず赤面した。。
そして結婚して間もない頃、実家でその手紙の話になったのだが、お袋が「そう言えば、お父さんがこの詩が大好きでよく聞かされたなぁ~」と言った。 「へっ!?」であった。。。
DNA、、、、恐るべし。。。。
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