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7月の末、友人に野暮用があったので電話をすると、パチンコをやっているとの事。近くにいた事もあり、その店へ向かった。
行くと、丁度その隣の席が空いたばかりだった。 座って替え玉口にお札を入れようとするとお札が入らない。
ふと見ると、そこには8500円の残金があるカードが入ったままだった。
隣りに座っている友人は、「やったじゃん!もうかったな」と言っている。
「う、うん・・・。。」とか言いながら、そのカードを引き抜き空箱の中に置き、新たに自分の一万円札を入れた。
と言うのも、以前酒の席でこんな話を聞いたことがあったのだ。
友人の奥さんが、パチンコで一万円札を入れゲームを始めたそうだ。
すると、1000円で当たりを引き、8杯ほど出たと言う。
あまりの嬉しさに、換金時にその9000円の残金のあるカードをそのまま忘れてしまったのだ。
すぐに気が付き、その台へ戻ったのだが、そこには知らないおじさんが座っている。 勇気を出して「あの~・・カードが入っていませんでしたか?」と聞くと、「さぁ~・・。。」と言ってとぼけていたと言う。
結局、店員と一緒に探してもらったのだが、今では監視カメラがあり、その行動、時間までカメラに記憶されていて、それを見ると、そのおじさんが残りのカードを使っているのが明らかだったのだ。
結局、おじさんに保障してもらい事なきを得たと聞いた事があったのである。
その残金8500円のカードを見た時、その話が脳裏を過ぎったのだ。
知りません!と言って事務所などに連れて行かれて、証拠を突きつけられ大騒ぎになったら、こちらは、悪意のない加害者になってしまう・・・。。。
ここは、保管した者、として立ち振る舞おう。。と思ったのだ。
(そのまま来なければ、、、、・・・・・・どうしたのかな。。)
案の定5分後、店員と一緒にやって来たおば様が「あの~~~・・」と言って来た。 間髪入れず、「あっ!取って置きましたから」と言って箱の中に置いてあったカードを手渡した。 もしも、それをポケットから取り出したら、それはそれで気が引けたのだろう。
もしも、残金のうち500円でも使ってしまったら、、その時は、とぼけに入るのかも知れないし、もし、似たような話を聞いていなかったら喜んで使っていたのかも知れない。。。
何だかホッとした思いと、損をした気分が同時にやって来た、5分間の真夏の日の出来事。。
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