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川崎徹、CMディレクターである。最近ではキンチョールのCMで有名だが、一躍名を馳せたのはビールのCM「どうしてビールに取っ手が付いてるのでしょうかねぇ?」と初代貴ノ花がやった一連のCM。
とても衝撃的だったのを覚えている。
今から15年程前、私の知人が彼を招いて講演会を行った。
非常に身近な話ばかりで、とても面白く聞いたのを覚えている。
質疑応答に入り、ある豊橋の新興企業の社長婦人がこんな話を切り出した。
「外国へ行っていつも思う事は、沢山の日本の若い女性がルイビトンとかシャネルの店に行ってその商品を買いあさっている。日本へ帰れば6畳一間のアパートとか自分の部屋でも8畳あれば上等な人種が高級なバックを持っている事が異常に思えるのですが、どう思われますか?」との質問をした。
正直、いや~~~な感じがした。言い換えれば、「私は社長夫人だから身分相応だけれども、貧乏人が持ってはおかしいではないでしょうか?」 と言ってるように聞こえたからだ・・・。
川崎徹の答え・・・。
「日本人の生活において6畳とか8畳の部屋と言うのは当たり前の生活環境です。 そこへ行くと、米国とかヨーロッパの若い女性の部屋は12畳とか15畳位あるかも知れません。そして家も100坪位の家に住んでいるでしょう。・・・。 でも、逆に考えれませんか? 部屋は4畳半しかないかも知れない。しかしその分、せめてカバン、アクセサリー類は贅沢したっていいじゃないか。と思う気持ちはありませんか? 私は、そう思いますが・・・。」と答えた。
その社長婦人は黙っていた。 しかし、私は”そうだ!そうだ! お前、何様だ!”と心の中で叫んでいた。
しかし、残念ながら「何を贅沢な・・・」と言われていた女性が、今度は「何を贅沢に・・・」と言う方の立場になって行くのかも知れない。。
やはり歴史は繰り返されるのだろうか。。。
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