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今読んでいる本。
単行本ほどの大きさで、全340ページに渡る。一日で読破するには骨が折れる。。
故に、10ページほどチョビチョビ読んでいる。
「なんでも鑑定団」で有名になった中島誠之助が、骨董商になった経緯から、今まで目にした偽物のエピソードが書かれている。
書かれている偽物の類は、意図して作られた偽物の話。
読んでみると、何と偽物作りが世を席巻しているかが分る。
よく、「曾祖父が財をなし、その時に集めた秀逸な品ばかり・・・」と言う話を聞く。
テレビに出て来る鑑定依頼など、それが多い。
大金持ちだから、当時の良い品を集めた・・・だから今、蔵に多くの名品が残っている。
と言うのが定説。
中島誠之助曰く、「当時、お金を持っていたから狙われた」のだそうな・・・。
一代で財を成した人は、名声を欲しがる。そして同じようにして名品と呼ばれる絵画、陶器、茶器、漆工芸、金細工を欲した。
当然目利きではないから、売り手から「本来2千万円するものですが、特別に五百万円で・・・」と言われると、得をしたと思って買ってしまうのだそうな。
本来数万円で作られた偽物でも・・・。
まぁ、自慢の一品、と言って見せられた物も、高くて数万円・・・と思った方がよさそうだ。。
今の時代でも、「オレオレ詐欺」とか「LINE乗っ取り」が横行しているけど、これもニセモノ師たちの仕業だもんなぁ・・・。
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