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先日、我が社がお世話になっているパスタメーカーの役員の方から頂いた一枚の写真。


昨年から小麦粉の高騰が言われているが、パスタの材料であるデュラム小麦粉の値上がりは著しい。  大袈裟でなく、3倍の価格となっている。


昨年の秋に値上げが始まったのだが、100%輸入に頼っているデュラムは政府が管理している。  そして、各製粉メーカーが入札をするのだが、一過性の物だろうと、高をくくり入札を回避したあるメーカーが、政府から入札指定業者の権利を剥奪されそうになり、あわてて入札に加わった と言う話を聞いた。
来月から又値上げが始まるが、これで去年から3度目の値上げである。
上限が見えないから厄介である。
パスタが食卓に上がらない日が来るのではないだろうか。。。



そんな値上げの挨拶に見えたときに頂いたパネルなのだが、彼は頻繁にイタリアへ行く。  その折、一枚の古い写真を見つけ、気に入りそれを複製してもらい持って帰って来たのだと言う。
きっと150年程前の写真だと思われるが、ちょっと意外だったのが、手でパスタを食べているところ。 考えてみれば、フォークなんぞ新しい道具なのかも知れないと思い、調べてみた。



■ パスタの歴史

パスタのルーツとなるものが誕生したのは、紀元前100年頃といわれており、「小麦粉を挽いて茹でる」という食べ方が行われた記録が残っている。現在のパスタになるまで、その歴史や過程は諸説あるが、我々にお馴染みの乾燥したパスタはアラビア半島周辺で誕生したといわれている。これは、商人達が砂漠を移動する際、食料である小麦粉が虫に食べられないように工夫したことから始まる。小麦粉を水で練り、乾燥させることで長期の保存も可能にした。又、「マカロニ」の出現で一気に定番料理となった。


パスタがイタリアに伝えられたのは12世紀頃のこと。当時アラブ諸国の支配下にあったシチリア島に乾燥パスタが伝えられた。そして、庶民の間に本格的に広まったのは、16世紀半ばのナポリでのこと。ナポリは、乾燥パスタに適した小麦が豊富で、パスタの乾燥に適した気候条件が揃っていた。また、イタリアの代表的な料理となるきっかけは、17世紀以降に南米から持ち込まれた「トマト」。トマトソースの誕生である。


ちなみに、当時の人々は手づかみでパスタを食べていたという。長いパスタを高々と持ち上げて、下に口を差し出して食べていた。そして、この食べ難さが、現在多くの国々で使われている、あるモノを生み出すこととなる。16世紀頃にナポリを支配していたフェルディナンドⅡ世の希望によって、パスタを食べるために考案されたフォークである。最初は、肉刺し用に使われていた3本歯のフォークだったが、後に改良され、現在もお馴染みである4本歯のフォークとなった。





へ~~~っ・・・・。。と思った次第。。
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