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先日豊川の実家へ寄った時に、このDVDセットがあった。
親爺に聞くと、新聞のチラシに入っていて、昔かあさんが好きで、いつもテレビで見ていた事を思い出して見たくなったので買ったのだとか・・・。
いずれ孫も見るだろう、との事。
40話の昔話が入っているのだが、タイトルを見ても、一寸法師やら桃太郎、花咲か爺さんなどの有名どころの話は知っているがあとの30話近くは知らない話だった。
ネットで調べたら、日本には、なんと1500話近くの昔話が残っていた。
まぁ暇つぶしに見ても面白そうかな・・・。
ちなみに、はなさか爺さんの話
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
二人は子どもがいなかったので、拾った白犬をとてもかわいがって家族のように育てました。
ある日、白犬が畑でほえました。
「ここ掘れワンワン、ここ掘れワンワン」
「おや? ここを掘れと言っているのか。よしよし、掘ってみよう」
おじいさんが掘ってみると、「ややっ、これはすごい!」
なんと、地面の中から大判小判がザクザクと出てきたのです。
この話を聞いた、となりの欲ばりじいさんが、
「わしも、大判小判を手に入れる。おめえの白犬を、わしに貸してくれ」
欲ばりじいさんは、白犬を無理矢理畑に連れて行きました。
そして、いやがる白犬がキャンキャン鳴いたところを掘ってみると、くさいゴミがたくさん出てきました。
「この役立たずのイヌめ!」
怒ったよくばりじいさんは、なんと、白犬を殴り殺してしまったのです。
白犬を殺されたおじいさんとおばあさんは、泣く泣く、白犬を畑にうめてやり
墓を作りました。墓を守るために小さな木も植えました。
次の日、おじいさんとおばあさんが白犬のお墓参りに畑へ行ってみると、白犬のお墓の木が、ひと晩のうちに大木になっていたのです。
夢に白犬が出て来てこの木で臼を作れと告げました。
おじいさんとおばあさんは、その木で臼を作って、おもちをつきました。
すると不思議な事に、もちの中から宝物がたくさん出てきました。
それを聞いた、欲ばりじいさんは、
「わしも、もちをついて宝を手に入れる。おめえの臼を、わしに貸してくれや」
と、臼を無理矢理かりると、自分の家でもちをついてみました。
しかし、出てくるのは石ころばかりで、宝物は出てきません。
「いまいましい臼め!」
怒った欲ばりじいさんは、臼をオノでたたきわると、焼いて灰にしてしまいました。
大切な臼を焼かれたおじいさんは、せめて灰だけでもと、臼を焼いた灰を持ち帰えりました。
その日、またまた白犬が夢に出て来て、この灰を枯れ木に掛けてあげなさい、と告げます。
翌日、おじいさんが枯れ木に灰を撒くと、灰のかかった枯れ木に、満開の花が咲いたのです。
おじいさんは、うれしくなって。「枯れ木に花を咲かせましょう。パアーッ」
と、言いながら、次々に灰をまいて、枯れ木に美しい花を咲かせました。
ちょうどそこへ、お城のお殿さまが通りかかりました。
「ほう、これは見事じゃ」
お殿さまはたいそう喜んで、おじいさんにたくさんのほうびをあげました。
それを見ていた欲ばりじいさんが、
「おい、わしも花を咲かせてほうびをもらう。その灰を、わしによこせ!」
無理矢理に灰を取り上げると、お殿さまに言いました。
「殿さま、この灰は本当はわしの物です。わしが枯れ木に花を咲かせますから、わしにもほうびを下さい。バァーッ!」
欲ばりじいさんは、殿さまの前でたくさん花を咲かせようと、灰をいっせいにまきました。
すると灰がお殿さまの目に入って、欲ばりじいさんはお殿さまの家来にいやと言うほど殴られたということです。
はなさか爺さんのコラムにこんな話が載っていた。
「優しいおじいさんの木にはいっぱいの花が咲きました。いじわるなおじいさんの木には花は咲きませんでした。正直・誠実、優しさ・いたわり・・・この話は、人間にとっての大切さを教えてくれます。あなたなら、この木にどんな花を咲かせますか?」
どこかでいじわる爺さんの声がした。
「どんな花、ってお前・・・それは桜の花って相場が決まっているだろう・・・」
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COMMENT
Re:DVD
マーク殿
そうですか・・・やっぱり、と言うか、誰が買ったのでしょうかね?
マークが孫に・・・それともおばあちゃんが、自分の趣味で・・・ですかね。
何年経っても、いい話は言い伝えが続くといいですね。
そうですか・・・やっぱり、と言うか、誰が買ったのでしょうかね?
マークが孫に・・・それともおばあちゃんが、自分の趣味で・・・ですかね。
何年経っても、いい話は言い伝えが続くといいですね。