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この絵は、かの宮本武蔵が描いた「枯木鳴鵙図」。
少し興味のある方なら皆ご存じだろう。
宮本武蔵は、絵画、工芸(彫刻)等の作品を残しているが、現在確認されているものは全て美術館なり認定された個人所有の物ばかりである。
昨日、テレビの「なんでも鑑定団」を見ていた。
出張鑑定団のコーナーで、宮本武蔵の絵が出て来た。
中年のおばさんが胸を張って、「宮本武蔵ですよ!」と言い張った。。
絵を見ると、水墨画でなく色が付いている。
しかも、「武蔵」の落款印が堂々と押されている。 武蔵の絵は「二天」の落款なのに・・・・と思っていたが、そのおばちゃんの堂々とした態度に、見ているこちらが恥ずかしくなってしまった。。
もし、コタツに入って見ていたら、コタツの中にもぐり込むほどの恥かしさである。
宮本武蔵、円山応挙、渡辺崋山等々、、一般人が入手出来るはずがないし、出回るはずもない、、、と思われる作品を自信満々で持ち込む方がいらっしゃる。。しかも、いわく付で・・・。
昨日のおばちゃん、「もしこれが偽物なら、私は一生主人の後ろを三歩下がって歩きます!」と堂々としている。
結果は見えていた・・・・
「2000円」。。
いくらテレビのオモシロ演出としても、あれはなぁ・・・・・。。
以前、チョコボの知り合いで車の営業をしてる知人が、「自分のお客様で、すごくお金持ちの方なんだけど、渡辺崋山の絵を数点持っている人がいる」と言っていた。
チョコボが、「もし、渡辺崋山の絵を持っていたら、それは全部偽物だろうね・・・」と言うと、「チョコボさん、、、渡辺崋山って、田原の人だよ、、地元だよ・・・。」と言う。。そんなの知ってるし・・・。。
やれやれ、、、、どこでどういった風に騙されて入手したか知らないが、こういった偽物を「我が家の家宝だ!」って方、5万と、、、いや、10万、20万と居るんだろうなぁ・・・・。
まぁ、こんな事書くとネタミかヒガミに取られちゃうから外では言わないでおこう・・・・。
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