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先日、朝のワイドショーで紹介されていた子ザルの「オトメちゃん」の話。


市川市動植物園のサル山で、母親に育児放棄された一匹の牝ザルがいた。
名前は「オトメ」。
そして、飼育員が、人間用のミルクを与えて育てて来た。

       
      


ニホンザルは、産まれてすぐ母親にしがみ付く本能を持っているそうである。
彼女の母親代わりに与えられたのは、ぬいぐるみのリラックマ。。

           
      

彼女は、寝る時も、遊ぶ時もいつも母親のリラックマと一緒だった。


7か月が経ち、オトメをオリに入れ、サル山の群の中に置き、放した時にいじめられないように他のサルとの交流を図ったと言う。



そしてデビューの時、やはり馴れないせいかオトメはいつも一人ぼっち・・・。
しかし、どこへ行くのにも母親のリラックマだけは離さなかったと言う。(切ない・・・。)


     



ある日、他の子ザル達が近付いて来て、威嚇されたり背中をたたいたり手をちみられたりしていじめにあってしまった。
そんな時も、、、オトメはリラックマの下にもぐり込み、いつも「母」に守られた。
(涙・涙・・・。。)

        



しかし、時が経つと他の子ザルたちとも仲良くなり、さらにリーダーの雄「ゴロン」の庇護(ひご)も受けるようになった。
強い者と一緒にいるといじめられない事を知ったのだ。
     


              

人工飼育を受けたサルが、群に馴れるのは難しいとされる。
今回は、飼育員があまり手を出さず、偶然にもボス猿が面倒を見てくれた事も幸いしたまれな成功例だそうなのだ。


その後、子育てを終えた夫婦サルにも可愛がられ、すくすくと成長していると言う。
あとは、いかにして独り立ちをし、リラックマとお別れ出来るか・・・だけとなった。
で結ばれている。







そして、そして、、、、
今の市川市動植物園のサル山の入り口には、こんなリラックマの写真と説明パネルが置かれているそうだ。


      
            
       


良かったね「オトメ」ちゃん・・・・。 幸せに暮らしなよ。

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