×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
デッキのポット鉢植えに咲いたラベンダー。
何だか愛しい。
先日ブログに書いた(癌が見つかったと言う)先輩の話。
今から20年ほど前の話。
何を思ったか知らぬが、ある日から、本業の出版関係の仕事とは別に、工業用薬品の取り扱いを始めた。
まず初めの売り込み先に豊川市役所へ行ったと言う。
ここにはJ高校時代の同級生が総務課長で在籍していた。
市内に多々ある小学校、中学校のプールに必ず使っている塩素消毒液を売り込みに行ったのだ。
市役所では、もちろん入札制で購入しており、豊川のある薬局が独占していたと言う。
色々な情報を聞き、その入札日を待っていたそうである。
そして色々な営業活動が、現在納入している薬局の社長の知るところとなった。
後日、電話で呼び出され、その薬局の会社へ行ったと言う。
開口一番、「お前なぁ・・・豊川の〇〇ちゃん、知ってるか?(ヤクザの名前だったらしい・・・。)俺は随分前から親しくしてもらっている。まぁ、おとなしくしていた方がお前の為だ・・」と言われたそうである。
「そんなものは関係ないし、連れて来るなら、どうぞ。」と言って席を立ったそうだ。
駐車場へ向かうと、隣で話を聞いていた奥さんが近づいて来た。きっと、「ごめんなさいね・・・うちの人、あんなのだから気にしないでね・・・」と言うと思っていたらしい。
ところが、、、開口一番、「あんたね・・・知らんよ!うちの人、本当にヤクザと付き合いがあるから、あんたどうなっても知らんでね・・・。」と念押しに来たと言う。
もちろんその先輩、翌日市役所へ出掛け、事の一切合財(いっさいがっさい)を同級生の課長に話したそうである。
その課長、取引のあった社長と同級生を市役所に呼び、本人同士で事実を確認しようとした。
もちろん、その社長は来ず、その薬局もそれ以降取引停止となったと言う。
まさか、課長が今でも仲の良い高校の同級生だったとは、知らなかったようである。
担当も課長補佐とか、主任あたりだろうから、うまく手玉に取られていたのだろう・・・。
恫喝で手を引かせようとしたのが、結果的に自分の首を絞めた・・・。
まさに「虎の威を借りる狐・・・。」
狐なら、もっと知恵を絞って、化かせば良かったものを・・・。
ねぇ。。
PR
COMMENT