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前回の学生服に続き、セーラー服(水兵服)。
チョコボの高校の同級生で、今でも親交がある友人がいる。
その彼が、高校2年の時に生徒会長に立候補した。
それまでは、生徒会長と言えば、品行方正で成績も良く、行動力があって弁が立つ。
と言うのが定説だった。
確か、彼は演劇部と弁論部に所属していたと思うが、今を見てもそう上手い方だとは思えない。。
(まぁ、本人は弁が立つ方だと思っているらしいが・・・。)
我々出来の悪い生徒達も、彼の立候補の演説会に面白半分でヤジって爆笑の渦が湧いていた。
ところが対立候補を押しのけて、彼が会長に当選してしまった。
本人はその気だったのだろうが、冷かしていた我々の方がびっくりしてしまった。
彼は今、豊橋でも優秀な企業の社長で、会社は毎年億単位で利益を出している。
しかし、支持政党は、、、共産党なのである。
ある時、「お前なぁ・・・資本主義の世界で会社を立ち上げ、経営者として成功し、なんでまだ社会主義を支持してるんだ?」と聞いた事がある。
すると、「お前、、、、俺の学生時代の生活水準を知っているだろ・・・。中々思想は変わらんよ・・・」との事だった。
父親を早くに亡くし、母親と二人での生活で貧乏を強いられたのだろう・・・。
その彼が、生徒会長になってすぐに学校に噛み付いた。
「高校の義務としての”制服、制帽” これをすぐに廃止せよ!」と・・・。
「そもそも、戦後20年、日本の国が戦争を放棄し、反省し、軍国主義をを否定している。しかしながら、学生服は、あの軍服の名残だし、セーラー服は、海軍の水兵服そのものではないか!戦争反対!!と叫びながら、その名残(なごり)を生徒に強制するとは何事か!」 というものであった。
正しく正論である。
但しチョコボにとって、この理論は、彼が言い出すまで何の理不尽さも感じていなかった。
日の丸&起立に反対の日教組の先生達は、きっと、彼の抗議に歓喜の声を上げたのだと思う。
(当時、授業で天皇陛下を「天ちゃん」と呼んでた教師が居た。その教師なんか喜んだだろうな・・・きっと。。チョコボは嫌いだったけどね。その教師。。あっ、、、思想ではなく、生活指導部で、いつも叱られていたからです・・・。)
戦後65年経っても、その学生服とセーラー服はそのままだし、そんな議論も聞いた事がない。
もう当たり前の世界の話になってしまったのだろう。(反戦を叫び、憲法九条を死守しようとしているおばちゃん達もこれには抗議しないのかな・・・。)
誰がその制服を決めたか知らないが、セーラー服なんて、ディズニーのドナルドダックが着ていて可愛いから・・・なんて意見で決まったような気がする。
今考えても、彼の発想力には感心する。
世の中には面白い男達が居るもんだ。。
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