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昨日は、この「尾の身」の美味しさについて書いた。


今では、もうほとんど食べる事の出来ない幻の食材となってしまったようだ。
IWC(国際捕鯨委員会)が捕鯨の禁止を決めたのが、1980年代から1990年にかけて。
欧米諸国の強い反対を受け、商業捕鯨の規制を強めた。今では調査捕鯨と称する年間数頭の捕獲が許されているのみである。  これだとて、各国から反対の意見が続出していると聞く。


鯨そのものを、身、骨は当たり前として、歯、ひげ、皮まで全て利用したアジア諸国&北欧に比べ、鯨の油を取る事を目的とした欧米諸国との捕鯨目的に大きな違いがあった。


今から20数年前の事、アメリカにおける捕鯨反対の集会をテレビの番組が流していた。
そこに集まっている人々は大声で同じように叫んでいた。「あなた達、海へ潜ってクジラの親子を見てごらん。 仲良く寄り添うそれは、魚なんかではなく、動物なんだよ。海の神様なんだ。それを食べるなんて、とんでもない事だ!」と、一見納得出来る様な意見をまくし立てていた。


でも・・・・。。と思った時、取材をしている日本人の記者が、「でも、あなた達が集まって、今ここであなたが食べているチキンや牛や豚も動物ですよね? 同じように親子が寄り添っている姿を見ますが、これは、良いのですか?」 と質問した。
拍手喝采である。(その通り!と思って見ていた)


が・・・・彼が言った言葉・・・「何を言ってるんだ。鳥や牛や豚は、神が我々に食べてもらうようにこの世に創造した生き物なのだ、だから、鳥や牛や豚は、我々に食べられる事に至上の喜びを感じている筈だ。でも、残念ながら、鯨は、、そのような目的で神は創造されていない。。。だから駄目なのだ。」
私は絶句した。。。(ノアの箱舟か・・・。。)アーメン。。。。


今、まぐろに捕獲規制が入った。


そのうち、なまこを食べてたら、「その食べられている姿を、母なまこが見ていたら、きっと悲しむであろう。。」とか言いそうだな。。。アーメン。。
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