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我が家の愛猫「ポン太」。


彼ももう15歳になる。


去年の秋口から病に侵されている。。
食べては吐き、食べては吐きの繰り返し。
体も痩せこけ、骨が目立つようになった。


人間で言うと、後期高齢者と言ったところだろうか・・・。


生があるものには必ず死がある。 生きているものの摂理で、これは致し方ない。


お局は、このポン太を病院に連れて行かない。



実を言うと、去年、同じく老猫だった「シロ」が病に侵されていた。
食べ物が牙とか喉に引っ掛かるらしく、食べると、「ガァ、ゲェ」とか苦しそうに手を口元に当て引っ掻いていた。


老猫ゆえ手術はしたくなかったのだが、食べるのも辛そうなので思い切って手術をした。
秋の始まりと、秋の終わりに2回・・・。


手術はしたものの、相変わらず食べるのが苦しそうであった。


どこかの飼い猫だったことは間違いないが、お局に拾われ、お局の膝が大好きだった。
隙があれば、必ずお局の膝の上に乗っていた。


冬の初めのある寒い日、このシロが外へ出してくれと玄関ドアの前で座っていた。
たまには外の空気も吸いたいのだろうと外へ出してやった。(元気な頃もこのシロだけは、絶対に我が家の敷地外へ出ませんでした。)


それが、シロを見た最後の姿だった。。


我が家には、色々な猫が集まって来る。近所の飼い猫だったり、近所のノラの親分だったり・・・。
そんな外猫でさえ、最後に我が家にやって来て、お局の腕の中で息を引き取った猫もいる。


シロが居なくなって一週間後、お局がポツリと呟いた。
「なにもあんな寒いところへ出掛けなくても、大好きだったここ(膝)から天国へ向かえば良かったのに・・・。」と・・・。


結局、シロにとっては、亡くなる前の苦痛の手術でしかなかったのだ・・・。


良かれと思ってした事が、結果的に愛猫を傷付けるなら、そっと最後を見守ってやろう・・・
聞いた事はないが、そんな風に思っているに違いない。


「朝起きるとね、ポン太が横たわっていないか、それが心配でね・・・」とも言っていた。


我が家のペットももう何代目になるのだろうか・・・。


きっと、全員がお局に、「ありがとね、楽しかった。あなたに飼われて幸せでした・・・・大好きです。」と言っているに違いない。




そして、チョコボも、、、数十年後に同じ事を思ってる事も、間違いない・・・。
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ある日の夕方、部屋に戻るとアンコが窓の立ち上がりに座って外を眺めていた。


アンコがチョコボの部屋へ来るのは珍しい。
夜は決まってお局のベッドの中で寝ているし、たまにチョコボの部屋に来てもグルリと見渡してすぐに出て行ってしまう。


アンコを部屋で見つけた時「あら~・・・アンコちゃん、いたの?」とか話かけてみたが、しばらくすると外へ出たがって、ドアを開けろと鳴く。


背中をさすってやる仕草をすると、近くへすり寄って来るのだが、普段はチョコボの顔を見ると逃げて行く。
外なんかで会うと、全速力で逃げて行く。
「アンコ!」と声をかけると、パッと振り返り、「ニャ~~」と鳴く。


このアンコ、外へ遊びに出かけているが、きっと、、、猫嫌いなおじさんに追われているのだろう・・・。


早いもので、アンコが産まれて6年が経った。


せめてあと10年、チョコボとお局を癒しておくれ・・・。





お局のお気に入りの「かごバック」と、アンコお気に入りの「仕分けかご」。


このかごは、アンコのみ入る。 そしてアンコは、この場所の他数か所のお気に入りの場所があるようだ。


お局のお気に入りのかごバックは、数年前に購入したものだが、あまり持ち歩いたのを見た事がなかった。
先日、「美の壺」でこのかごバックが放映されていた。


お局は、夏のみ持つバックと言う観念があったようで、テレビで放映された使い込んだ良く手入れされたバックを見て、又使い始めたようだ。


確かにテレビで見た、大事に手入れされ、数年使い込まれたバックは、色も艶も素敵になっていた。 (う~~ん・・・味がある。持っていたモデルも「霧島かれん」で素敵だったけどね・・・。)




アンコの竹かご好きは、どうやらお局に似たようである・・・・。




パソコンのフォルダーを見ていたら こんな可愛いキナコ(アンコの母親)の写真が出て来た。


彼女が亡くなってもう2年が経つ。


http://yamanifoods.blog.shinobi.jp/Date/20101126/1/


いつまでも子供だと思っていたアンコも、もう来年で6歳になる。


あと3週間で今年も終わってしまう。。


月日の流れに特別な淋しさはないが、己の衰えを痛感し出した一日。


今日も良い一日でありますように・・・。






パソコンが代わった事はブログに書いた。


以前、家電量販店で見掛けた大きな液晶画面に惹かれていた。


最初に見たのは、24インチの大きな画面のパソコン。
「これがいいや」と言って 画面の前に座ってみた。


老眼が進んでいるため、結構近くで画面を見る。
あらら・・・右から左までず~っと追わなければ視覚に入らない。。
50インチのテレビを6畳の部屋で見るのと同じである。


結局、21,5型の画面を選んだ。(それでも結構大きい)


壁紙をフォルダの中から色々探してみたのだが、最後はやっぱり「アンコ」。
この仕草のアンコが一番好き。




初孫の誕生が今月末か来月初旬に控えている。待ち遠しい。


アンコちゃん、すぐに変わっていても、、ごめんね・・・。





夕方家に帰るとアンコが居間のソファーで寝ていた。


いつもは、背を丸めてちょこんと座って居眠りをする姿なのだが、今日は、余程居心地が良かったのか、無防備な格好で熟睡している。


隣りのソファーにはお局がいつものように座っていた。
この場所にチョコボが座っていたら、きっとこんな格好で寝ていなかったはず。。



そっと近付き、お腹をさすってやると、片目を開き「フンギャ~、、、」と鳴く。



良かったねぇ、アンコちゃん、、幸せそうで・・・・。



先日、日が暮れてからデッキへ出てみると、アンコが下をジーっと見ている。


何か居るのかと下を覗いて見ると、新顔の大きなキジトラの猫が外来者用の餌箱の缶詰を食べている。
それを、ジーっと見つめていた。


昨日も、チョコボが1階のチョコボroomでパソコンのネットサーフィンをしていると外で何か音がする。
窓を開けると、先日のキジトラの猫が居た。
目が合っても逃げる素振りは見せないからきっと近所の飼い猫なのだろう・・・。


ふと見ると、外に置いてある棚の上にアンコが居る。
「あれ!?」っと思う間もなく、アンコが勢い良くその猫に飛び掛った。
「ワ~~~ォ~~~!」と聞いた事もないような声でその猫を威嚇している。。


いつも黒猫にすごまれ、しっぽを丸めて逃げて来るアンコを見ている為、まさかアンコがあんなに威勢良くよその猫を威嚇するとは・・・・。であった。


「オスの縄張り争いだけではなく、メス同士もあるんだね」とお局に言うと、「えっ!あの猫ちゃん、オスだよ・・。」との事。


え~~~っ!・・・・。。
いつも、「ミャァ~~~」とか言ってなついて来るアンコしか知らなかったけど、、、
我が家のお譲ちゃん、あんなにきつかったとは・・・。


普段は大人しいけど、怒ると怖いお局をいつも見てるから、そうなったんだな・・・。


きっと・・・。。




我が家に居る猫の中で、唯一の迷い猫「シロ」。
(不思議な事に、この猫の写真だけが無い・・。よく似た写真を拝借して来た)


もう6年ほど前になるだろうか、隣家の庭先にグッタリと倒れ込んでいる白猫をお局が見つけた。

もう息も絶え絶えで、行き倒れ状態だったと言う。



当時、我が家には、もうすでに4匹の猫が居て、喧嘩をしないようこの白猫を事務所の一角にて介抱した。



一週間ほどすると、事務所のFAX機の上が暖かく気持ちが良かったのだろう、いつもそこにチョコンと座る白猫が居た



程なく他の猫とも仲良くなり、目出度い事にいつの間にかこの白猫も我が家の一員となっていた。


ただ、この猫だけは年齢不詳で、医者に聞いてもよく分からないとの事。。
牙がないから、きっと歳は行っているのでは・・・。程度の返事だった。


お腹の皮も、タプタプしていたし、きっと10年以上は生きて来たよね・・・などと勝手な想像をしていた。


この猫は、人に飼われていたらしく、隙あらば膝の上に乗ってゴロゴロ言うし、ポテトチップやあられも食べる。
きっと、お年寄りの女性か、もしくは若い女性に飼われていて、何かの理由で置いてきぼりを食らったのだろう。


さすがに子猫の時代を知らない分、チョコボもこの猫を抱いて愛でる事はなかった。



今年の夏、7月に入るとこの白猫の様子がおかしくなった。
部屋の隅でうずくまり、イビキのような寝息を立て、元気がない。。
食欲もなくなり、見る見るうちに痩せて行った。


病院に連れて行き点滴やら、色々な薬で治療をしているのだが、あまり回復した様には見られない。。


お局は、15歳以上用のキャットフードを買って来てスポイトで給餌している。

喉に引っ掛かりがあるんだろうか、苦しそうにゲッゲッと咳をする。


「食べれないと、もう終わりだからね!」とか言いながら朝、昼、晩と定期的に給餌しているようだ。


捨て猫が、いつの間にか我が家の家族になっていた。
生のあるものに終わりがあるのはいつの世でも同じである。
覚悟はしているが、何だかやはり切ない・・・。。




晩年の6年間、うちで過ごした事が、彼の良い思い出となっていれば嬉しいのだが・・・。。




毛繕いをする「アンコ」。


台風により4日間も雨模様だった週末、あの雨にも関わらずアンコはいつものようにお出掛け。。


いつもは、夜になると帰っているのだが、その日はどこを探しても帰って来ている様子はない。
いつもいつの間にか帰って来て、お局のベットの中に潜り込んで寝ているのだが、その日は、お局も寝られなかったようである。


夜中に倉庫の定位置(積み上げられた段ボールの上)を見に行ったのだがそこにも居ない。。




あの雨の中、いつ帰って来ても家に入れるようにいつもの通り道を開けておいた。


朝6時、やはり帰って来ていない・・・・。
念の為、倉庫を見てみたが、やはり定位置にいない。。


「アンコ!」と呼んでみた。


な・な・なんと・・・・・段ボールの上でなく、反対側のパレットの中から「ニャ~」と答えるアンコが居た。
もう!、、、、本当に心配したんだから!!


部屋に連れて来ると、食事を済ませ、身繕いをし、又出て行こうとする。(さすがに土砂降りの雨に戸惑い躊躇してましたが・・・。)


お局がポツリと、「この子は、家の中でなく、交通事故で亡くなってしまうかも知れないね・・・。」と。。


困ったなぁ・・・・。
今さらリードを付けて自由を奪う事も出来ないし、、アンコちゃん、少し外出を控えてくれないかな・・・。。




8月の中旬、あまりの暑さにダウンする「アンコ」。。


日中はいつも、倉庫に積み上げられた段ボールの上で涼を取っている。


クーラーの下よりも、自然の、より涼しい場所を探してそこを避暑場所としてるようだ。


今日はいつもより涼しいのか、朝からどこかへ散策に出掛けた様子。。




アンコちゃん、黒猫のボスに追い掛けられる前に帰っておいでよ!






倉庫の2階屋根から見張りをする、アンコとポン太。


先日もブログに書いたが、我が家の猫達はフラリと我が家へやってくる黒猫に弱いようである。




先日も、朝になってもアンコが帰って来ない。。
どこかで車に撥ねられていないかと心配していた。


いつも帰って来る裏道を覗くと、そこに例の黒猫が、デンと居座っていた。
(あらら・・・怖くてどこかへ迂回したのだろうか・・・。)


早速追い返してやった。 その後朝方8時頃にアンコが帰って来た。
(ニャ~~~と甘えながら・・・。)


最近では、いつもこの2匹がここに座って辺りを見回している。


最近、黒猫とは正反対の、少し小さめな白い猫がチョロチョロしている。
この猫を見掛けると、アンコが勢い良く飛び出して行き、威嚇している。
メスのようだが、やはりオス猫と同じ用に縄張り争いがあるのだろうか・・・。


「アンコ!」と呼ぶと、こちらを振り向き「ニャ~~~」と鳴く。


ものが言えたら、本当に面白いのにね・・・。






最近ちょこちょこ見掛ける猫。


外に置いた猫用の餌を食べに来る。


丁度チョコボが帰宅した時、物音に気付いたこの猫が、隣りの庭に逃げて行った。



暫らくフェンスの向こうに居るこの猫を覗き込んだが、じーっとして動かない。
どこかの飼い猫なのだろうか、はたまた放浪の旅に出ている野良ちゃんなのか・・・。



最近は、近所に棲家を持つ黒猫がやって来て、彼らを追い払っている。。
我が家のアンコ、ポン太、シロまでが、この黒猫にビクついている。


昨日も、アンコが逃げ帰ってきた。
庭先→ブロック塀→2階デッキ→2階居間 と言うようにアンコの帰り道は決まっているのだが、な・な・なんと!そのあとを黒猫が追って来た。
ガラス戸の向こうに、、、黒猫の姿が・・・・。。
デッキに座り、こちらの様子をジーっと伺っていた。。


猫でありながら、さすがに「ぎえ~~~!」であった。


お局も気付き、すぐに追い払ったのだが、あの調子だと、、、、アンコの為の通り道を通って我が家に侵入して来そう・・・・。




彼だけを追い払う方はまだ見つからない。。


我が家の猫達をもいじめている黒猫親分・・・。
猫でなかったら、警察を呼ぶのにねぇ~・・・・。。。




テレビで動物番組をやっていた。


猫が色々な芸をする場面。
ソファーに寝ていたアンコがおもむろに起き出し、テレビの画面に釘付けになっていた。


   
                   
 


「アンコ!」と呼ぶと、こちらを向き、「ニャァ~~」と一声鳴いた。





何を考えていたのだろうか・・・。




誰も居ない息子の部屋で日向ぼっこする「しろ」&「ぽん太」。


彼らは、今の日本の状況を何も知らない・・・。


それが、一番幸せなのかも知れない。





各メーカーから、在庫の欠品の知らせが続々入って来る。
これらの商品が東北地震の被災者の方に届けば良いのだが、都心に於いて、買いだめ、非常食としての需要だと言う。。


日本人の悪い癖。  「付和雷同」・・・。。



たった5ページの漫画。


悲しくて、思わず泣いた。


http://www.geocities.jp/roryud/kuresin1.htm


本当に、我が家の犬達もこんな事思っていたのかも知れないな・・・。。



動物はね、、我々を癒してくれた代わりに、、重すぎる切なさも残して行ってくれる。。


それが愛おしさを倍増させてる事も、重々承知なのだけれど・・・・。。





「アンコ」と「寺井尚子」。



アンコの向こうにCDデッキがある。
デッキでCDが廻っていると、アンコが興味深そうに近付いて来る。



さすがにガリガリはしないが、廻っているCDをじーっと見つめている。





ゴメンよアンコ・・・。
これだけは捕ってやれないのよ・・・・。。




我が家の老猫?「シロ」。


今から5年前、隣りの庭先で行き倒れしていたのをお局が見つけ、我が家の一員となった。


飼い主に捨てられたのだろうか、飼い主が引越ししてしまって、新居が分からなくなり旧家辺りに戻り、迷子になってしまったのか定かでない。



好物は、ポテトチップスだったり、あられだったりするから意外と若い女性が飼っていたのかも知れない。
膝の上が大好きで、お局が座ろうものなら目ざとくスッと膝に入り込み、その膝を占拠している。


他の二匹(アンコ、ポン太)は生まれた頃から我が家の一員だから歳は判別出来る。
歯が欠けているらしいから、結構な歳なのかも・・・。





この猫もきっと、お局に拾われた事に感謝しているに違いない。
(このチョコボと同じ様に・・・。。)




定位置の車箪笥の上でくつろぐアンコ4態。


リビングのソファーに座って晩酌を始めると、並びにあるマッサージチェアーに乗りコロコロ言いながら長いしっぽをパタパタさせている。


構ってやると、ゴロンとお腹を上にし、背伸びをするような格好で大きくコロコロ鳴く。
しつこく撫でると、「もう嫌!」と言うかのように、手を甘咬みしながら猫キックをして来る。



それを横で見ているお局、「止めなさいよ!嫌がってるじゃん・・・。」と・・。




翌日も、懲りもせずやって来る。(やっぱり構ってもらいたいんだ・・。と勝手に思っている。)


3匹居る猫の中で、チョコボに近付いてくるのはアンコだけ・・。


「アンコ」・・・今一番のチョコボの癒し。である・・・。




「アンコ」の母「キナコ」。


彼女が亡くなって一年が経つ。


彼女は、5年前にふらりと我が家へやって来た。
いつの間にか倉庫に住みつき、半年後「アンコ」等3匹の子猫を産んだ。


最初から人懐っこく、オドオドしたところは無く、いつも我々に甘えて来た。
「アンコ」を産んだ時にも、お局が彼女等を取り上げて抱いても、何でもないような安心した顔をして見つめていた。
野良ではなく、どこかで飼われていた猫だったのだろう。



「アンコ」の兄弟が里子に出されてからは、「アンコ」と共に堂々と我が家の一員となった。
暖かい場所で嬉しそうに寝転び、そして、いつもお土産を持って帰って来た姿が懐かしい。



最期は、どこかで貰って来た病気であっけなく逝ってしまった彼女。。
最後はお局の腕に抱かれ、すっと目を閉じた。


彼女の人生が何年だったのかは定かでない。
毛艶を見る限りまだ若かったのだと思う。


この写真を見ると、いつも膝へ飛び乗り、コロコロ嬉しそうに鳴いていた彼女を思い出す。




彼女が少しでも、「ここへ来て 良かったな。」と思ってくれていたのなら幸せなのだが・・・。。




アンコは、整毛が大好きのようだ。


階下で鳴き声がする。 櫛を持って覗き込むと、その櫛めがけて階段を飛び上がって来る。


先日も、お局依存症の「ポン太」が、お局の膝に座って整毛をされていた。
それを目ざとく見つけた「アンコ」。。
近くに飛び乗り、ジーっと順番を待っていた。


櫛で背中、喉を整えてやると気持ち良さそうに”コロコロ”と、遠くまで聞こえるような声で喜びを表わしている。




良かったね・・・「アンコちゃん」。




朝起きるとアンコがお局のベットの上で寝ていた。
「おはよ!」と声を掛けると、前足を立ち上げ顔のお手入れを始めた。


アンコも今年で5歳。
人間で言うと何歳くらいになったのだろうか・・・。
丁度色っぽくなる年代なのだろう。


いつまでも可愛い女の子でいて欲しいな・・。






クッキー(ゴールデンレトリバー・メス・享年13歳)が逝って7年目の秋を迎えた。


未だに彼女の思い出は、我が家の家族全員の心に強く残っている。



お局などいつも「クッキーちゃんは、本当に!!いい子だったね。」と口癖のように呟いている。
そして、「私は、あ子がいたから、どんな嫌な事があっても我慢が出来たんだと思う。」とも言う。


あれ以来(彼女の死)我が家ではペットロスが怖くて犬を飼えないでいる。
今思い出しても、色々な仕草のクッキーの姿がすぐに浮かんでくる。
(寝食を共にし、一緒のベッドで寝起きしていたから、家族の一員として別れの時が辛かった・・・。。)


この犬種は、特に盲導犬として我々の社会に貢献している。


先日テレビで、盲導犬の引退後を引き取るボランティアの女性が取り上げられていた。
盲導犬として生きて行く犬は、産まれてすぐに盲導犬のノウハウを教育される。
その盲導犬としての教育は、決してよそ見をしない。たとえネズミが前を通ろうが、鳥が羽ばたこうが、獰猛な犬が噛み付いて来ても、決して鳴き声を出してはいけないし、絶対によそ見をせず、黙々と主人を守る(そばに居る)事だけを教え込まれる。


そして10年近く人間に尽くし、その衰えと共に使命を終える時が来る。
そんな老犬達を引き取って世話をする女性が居るのだ。


友人に、「何で、死を迎えるだけの老犬を引き取って世話をしてるの・・・。そんなに犬好きなら子犬を飼えばいいのに・・」と言われるらしい。


すると彼女、「いいえ、、、そうじゃないの。この子達は、産まれて今まで、一回の我儘も、吠える事も、走り回る事も許されて来なかった。。せめて任務を終えた引退後、我が家で好きな物を好きなだけ食べて、好きなだけ友達と走り回って、好きな事をさせて老後を過ごさせてやりたい。」と答えた。


もうそれだけで目頭が熱くなった・・・。
お局も立ち止まってテレビを見ていたが、この言葉に耐え切れず立ち去ってしまっていた。


そのお宅で老後を過ごす犬達は、現役の頃をも忘れ、楽しそうに飛び回って遊んでいたと言う。
但し、やっぱり、、、絶対に吼える事はしなかったそうである。。



そして、「この子達は、絶対に吼えないし、鳴かないの・・・。それだけ従順に鍛えられていたのでしょうか・・・。でもね・・・・、先日老衰で亡くなったメスのゴールデンが、死を迎える直前、抱いていた私の胸の中で「ワン!」と初めて鳴いたの。きっと「アリガトウ」って言いたかったのでしょうね。」と言った。


不覚ながら、テレビの画面がボヤけて見えた。


はたして、この犬は幸せな一生を送ったのだろうか、はたまた、切ない犬の物語なのだろうか・・・。


やっぱり我が家では、当分の間犬は飼えないであろう・・・。。





最近のアンコのお気に入りの場所。



今朝も居間に上がってみるとアンコの姿がない。
「又どこかで寝てるのかねぇ~」とお局がポツリと言う。



そして数秒後、「あ~っ!おった!」 とお局が叫んでいる。何の事はない、この箪笥の上でスヤスヤと気持ち良さそうに寝ていた。



家族皆の顔が見れる時が一番嬉しい。



やっぱり秋なのかな・・・・。



夜、他の猫はお局のベットに集合しているのにアンコはいつも外出中。。


居ても、朝方4時頃になると決まって出て行く。
どこへ遊びに行くのだろうか?猫集会にでも出席しているのだろうか・・・。
と思っていた。


先日、配達の為倉庫で荷揃えをしていると、倉庫の隅に置いてあったスーパーの買い物カゴの中でアンコが寝ていた。


そ~っとカメラを持ち出し、ファインダーを覗くと、それに気付いたあんこが「フニャ~~」と言いながら寝たまま背伸びをした。


そうか・・・、、、、ここが今年の夏の夜の定位置だったのか・・・。
ム~ンとする倉庫にクーラーを付けてやると、思いっ切りカゴから飛び出し外へ逃げて行く。
夏の24時間中クーラーの掛かっている我が家の部屋は、アンコにとって寒すぎる部屋だったのかも知れない。


昨年交通事故で亡くなった「チィー」と、感染病で亡くなったアンコの母親「キナコ」も夜中に外出する放浪猫だった。。


他の老オス猫2匹は、一日一回、玄関先から4~5m出た所でしか遊ばない。しかも数分後には、ちゃんと部屋に戻っている。


アンコさん、、、
近所の人から見たら、あんた、、、野良猫みたいに見えるかも・・・・だよ・・・・。。




梅雨が明けたと思ったら、連日35度を越える猛暑。。



この暑さに、日頃元気の良いアンコも、さすがに
ダウン・・・。



「あんた、女の子なんだから・・・」と言ってお腹をポンポンと叩くと、背伸びをして余計にお腹を突き出す。。



しかし、、夜は相変わらず元気がいい。。
先日も夜中に起きてしまい、2階に上がると薄暗い光の中でアンコが居間でキョロキョロしている。
電気を付けると、全長15cm程のコウモリが居間を飛び回っていた。。


もぉ~~・・・・。
外で捕獲して、そのまま遊ぶなり、調理するなりしてくれればいいものを、わざわざ無傷の状態で咥えて来て、居間で離すから性質が悪い・・・・。。


天井すれすれを飛び回るコウモリを”捕って!”と言うかのように「ニャァ~オ」と鳴く。


バスタオルで落としてやり、そのまま自分の部屋へ戻った。


朝方、、お局が大声で何か叫んでいた。
アンコが遊び疲れて放置したコウモリを見つけたのだろう・・・。


当のアンコは涼を求め、倉庫の隅に積んであるダンボールの上でスヤスヤと眠っていた。





「あのねアンコさん・・・・もうお土産はいらないからね・・・・。。」
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男性
職業:
食品会社経営。
趣味:
飲む。打つ(ゴルフボール)。飼う(金魚)。買う(洋服、身の回りの物を衝動買いし、お局に呆れ返られる)。
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