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先日の事、息子が帰って来ると、どこに居たのか我が家の”チィー”が玄関先へお迎えに来た。




犬は、車の音、気配で誰なのかを瞬時に察すると言うが、猫も同じ(動物的勘)を持ち合わせているのだろうか・・・・。
しかし、犬が主人を出迎える仕草と違って物静かである。


座って一声「ニャァ~」。
頭を撫でられ”フニャフニャ”。。
靴に頭を”スリスリ”。。。
体を撫でられ、スルっと去って行く。。。。





愛猫家しか分からない、猫の愛しさ。
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我が家の猫4態。


左上から右へ「ポン太」、「チィ」。
下「あんこ」、「きなこ」親子。


上の2匹の名は、(以前ブログにも書いたが)麻雀の「チィ」「ポン」「ロン」から名前を取った。
残念ながら「ロン」は前のお宅の駐車場で、車の下で昼寝中にその車に轢かれてしまった。


どの猫も由緒ある家柄の出ではない。
我が家の前にスーパーマーケットがある。そこには生鮮のゴミ箱がある。
子猫が生まれてその処分に困った愛猫家が、ここなら食べ物に困らないだろうと子猫を捨てて行く。
その子猫達は、どこかで追われまくって我が家へ舞い込んで来たのだろう。
そこには動物好きなお局がいる。
餌をくれ、頭を撫でてくれる。 きっと生まれて初めて知った優しさだろう。


今でも、この猫達はお局の周りを離れない。
ソファーに座っている時も、ベットで寝ている時もその一番座り心地の良い場所を巡って取り合いをしている。




お局が外出した時も、帰って来るとみんなで揃って玄関までお迎えに行く。
可愛いに違いない。




「あんこ」の母親「きなこ」。


メタボ&栄養過多の多い我が家の猫の中で唯一小柄である。
同じメスで娘の「あんこ」と比べたら三分の二程の大きさしかない。


しかし、体系に似合わずとても気が強い。
他の猫はオスの為、主導権争いでたまに威嚇しあっているが、この「きなこ」にもオス達はチョッカイを掛けて来る。
ところが、媚を売るどころか逆に追い返されてしまう。


子猫の頃から我が家に居る他の猫と違って、いつの間にやら我が家へやって来て「あんこ」と里子に行った兄弟猫3匹を育てた。
「ふん!冗談じゃぁ無いよ! あんた達のような温室育ちとは訳が違うわよ!」
と言わんばかりの気の強さである。


私が晩酌を始めると、他の猫は見向きもしないが、「あんこ」、「きなこ」親子は、揃ってテーブルの周りをウロウロし始める。 
いつの間にか横に来て、私が分け与えてやるまでジーっと座ってお裾分けを待っている。


可愛いもんだ。。。





それとも、、、、ただ、食に貪欲なだけなのかなぁ?。。。。




チョコボお気に入りの「あんこ」。


「あんこ!」と呼ぶと「ニャァ~」と返事をしてくれる。
”お手”も”お預け”も出来ないが、一番可愛い。


朝4時頃決まって外出する。きっと猫集会に出席してるのだと思う。
昼間見かけないと心配する。




猫でこの心配の仕方。。。
娘がいたら、どうなっていた事やら。。。




追・・・・・昨日来宅していたK子嬢が、この写真の「あんこ」を見て、「まぁ・・・本当はもっと可愛いのに、、お父さん写真の写し方、下手だねぇ~・・。」と言われた。。


そんなに見苦しく写っているのかな・・・?
まぁ、この「あんこ」が我が家の子になったのも、予定していた貰い手がこの子を見て、「お~っ!また見苦しい子だな、、、こりゃ・・・。。」と言ったせい お陰だけどね。。



今朝の事、  朝7時過ぎに倉庫へ行くと、そこに一匹の薄汚れた猫が横たわっていた。
そーっと近づくと「ニャッ!」と小さな声を出し頭を少し上げた。


良く見るとそれは、度々我が家の倉庫を訪問していたメス猫だった。


彼女との出会いは、確か4年前の今頃。。。
以前から金魚を飼っていた私は、金魚愛好家から貰った飛びっきり上等な当歳魚を十数匹貰い受けた。
ある日、水替えを終え日光浴をさせていた金魚の防御網を元に戻そうと思った時、そこに満足そうな顔をし、舌なめずりをした彼女が座っていた。
見れば、薄汚く、尻尾は切られたのかほとんど無く、見るからに見苦しい顔をした彼女だった。  腹立たしく追い払った私だったが、食べられた上等な金魚達は戻る事も無く、ただただ空っぽになった水槽だけが水面を揺らしていた。


それを見ていた我が家のお局。。「うちの猫は、金魚は食べないでしょ。あの猫はきっとお腹が空いていたんだよね。エサをあげれば金魚は食べないわよ。」とか言ってエサを置き出した。。。
それ以来彼女はチョコチョコ顔を出すようになった。(当たり前である・・・。)
相変わらず私に見つかると追われてはいたが・・・・。


見苦しくて、大嫌いな猫だったが、彼女が人生の最後に何故我が家の倉庫の軒先にやって来たのかは分からない。 (猫は死期が近づくと、人知れず死んで行くと聞いていたから・・・。)
ある冬の寒い日に倉庫から出てくる彼女を見かけたから、きっと我が家の倉庫が、雨風を凌げる唯一の場所だったのかも知れない。


お局が動かなくなった彼女をタオルケットに包もうとすると「ギャァオ」と一鳴きした。
そしてそのまま動かなくなった。


お局がポツリと言った「きっと、最後に”ありがとう”って言いに来たんだよね。」と。
そして、「お前は、見苦しすぎて、きっと今まで人には可愛がられた事はなかっただろうし、人の膝の上に抱かれた事など無かっただろうから、今度生まれて来る時には、チョットでいいから可愛く生まれておいで・・。」
と言葉を掛けていた。


彼女の死に面し特別悲しくも無かったが、チョッピリ切ない淋しさと、お局の言葉が重なり目頭が熱くなった。


そっか!・・・・。。彼女の辛い人生の中で、最後に見つけた安住の地が、一番遊びに来たかった我が家だったんだね。


後から来た他の猫が、家の中を行き来するのを見ながら、きっと一人羨ましがっていたんだろうなぁ。。。


今度生まれ変わったら、子猫の時から我が家へおいで。
きっと、又違った楽しい人生がある筈だから。。




安らかに眠っておくれ。。。最後は、みんなに見送られて良かったね。
名無しの白ブチ母さん。。。
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